
入庫してから現在までの仕事について教えてください。
入庫して1ヵ月ほどで、魚津駅前支店へ配属され、預金の後方事務の担当になりました。最初はお客さまの応対にとにかく緊張していました。電話に出てもたどたどしい受け答えしかできないし、言葉もうまく聞き取れない。相手方にも緊張が伝わって、「あんた新人さんやろ」と言われてしまう始末。お客さまにATMの使い方を教えるだけでも緊張していました。
入庫2年目からはテラーを担当しています。後方事務で慣れてきた事務作業なのに、お客さまと会話しながらの作業なので、はじめは余裕がありませんでした。世代の違うお客さまとのコミュニケーションをとるのが難しくて、お客さまのニーズを掴むどころではない。お天気の話しかできませんでしたね(笑)。
髪形が変わった、この方は急いでいる・・・落ち着いてお客さまをみるだけでわかることがあることに気づきました。さらに、一歩踏み込んだ話をしたら、会話から分かることもたくさんありました。今では馴染みになったお客さまに「○○さん(家族)どうしとられる?」などと話しかけられるようになりました。
今後の目標は?
自分があまり取組んでいない商品を推進することには不安があります。もっといろんな知識を身につけ、お客さまにあらゆる仕事を自信もって提案していきたいです。
テラーは預金係なので、これまでは定期預金や保険商品を提案してきました。これからは融資も取り扱っていきたいし、年金相談もできるようにもなりたい。せっかくテラーでお客さまと話す機会があるのです。そのチャンスを活かして、それぞれのお客さまのニーズに合ったベストな商品を、幅広く提案できるようになりたいです。
仕事で心掛けていることは?
「雰囲気は自分で作る」ということを考えて仕事をしています。
接客中の笑顔、気持ちよく聞こえるように話すこと、身だしなみではブラウスにアイロン1つでも、相手が受ける印象って変わりますよね。お客さまが帰られる時には、相手の目を見て挨拶をして見送り、来店への感謝の気持ちを示すようにしています。
今までにしてしまった失敗は?
テラーになって間もない頃、預入れと払い出しで逆のオペレーションをしてしまいました。 ミスが分かったのは閉店3時を過ぎてから。誤った取引記録の通帳のまま、とっくの昔にお客さまはお帰りになっている。サーッと血の気が引いてしまいました。
上司に報告したら、「すぐに謝罪に行くよ」と言われ、お客さまの所に同行してもらいました。叱られるのを覚悟していましたが、お客さまは大変優しい方で「早い対応でよかった。今後は気をつけてくださいね。」と仰っていただきました。帰店後、上司からしっかりと注意を受けました。自分への情けなさ、悔しさで涙がこぼれていました。
これまでも仕事で失敗する度、上司や先輩のフォローがありました。でも、このときのことで、自分のミスは周りが助けてくれるけど、自分の仕事にもっと責任をもつことの大切さを学びました。そして、こんなときには誰かの助けを待つだけでなく、どうすることが最善の処置か、自分で考え行動するようになりました。
この仕事をやっていて良かったと思うことは?
お客さまの生活が少しでも安心で便利になるお手伝いができたと感じたときは、とても嬉しいですね。
当庫でも、傷害保険や生命保険を取り扱っていますが、商品の内容は複雑で、日々の勉強が欠かせません。お客さまはそれぞれのライフプランとともにニーズが変化していきますし、生活する上で必要なものをお客さま自身が気づいていらっしゃらないこともありますから。
最近、来店されたお客さまから「交通事故でけがをしてしまった。」とお聞きしました。そのお客さまから、数ヵ月前「万一の事故にも対応できますよ。」とお勧めし、傷害保険にご加入いただいたことを思い出しました。事故について詳しくお聞きし、保険会社に問い合わせたところ、今回の事故は保険金の受取対象となることがわかり、お客さまは大変感謝してくださいました。
別の仕事に就いていたら自分のことだけ考えていたかもしれません。この仕事をしているからこそ、お客さまはもちろん周囲の人のことを考えることができるのかも、とさえ思うのです。


